パンについて考えたこと(作り方や菌の活躍について)
パンについて考えたこと(作り方や菌の活躍について)
パン作りに対するあこがれは、以前お話しした、友達の家での出来事が発端です。
パン作りの不思議
パン作りでは、イースト菌などの菌を使って発酵することは知っていましたが、その過程において人の力ではなく、大部分を菌の力に任せることに、不思議さを感じていました。
菌の活躍
菌に働いてもらうには、菌が好きな温度、食べ物、時間を準備することが必要です。
温かく、砂糖などの糖分、水分、発酵するのに十分な時間をそろえると、イースト菌は生き生きと働いてくれます。その働きで出たガス(炭酸ガス)を、グルテンで生地に封じ込めることで、パン生地が膨らみ、パンができます。
私のパン作り
パン作りが上手な方は、その日の気温や天気、イースト菌の状態を見極め、発酵時間を調整するそうです。
私は、その場の思いつきによる、材料や時間の変更で、イースト菌に神頼みの状態でパンを作っています。そのため、一回として同じようなパンができたことがなく、まさに一期一会になっています。「また、この前のパンを作って。」といわれても無理です。
パンへの愛情
行き当たりばったりのパンづくりですが、できたパンへの愛情はそれなりにあります。グルテンを作るために生地を良くこね、生地を休ませ、またこね、生地を休ませ、成形し、焼き上げる。イースト菌には頑張ってもらいますが、これだけ時間をかけて、静と動を繰り返し作ったパンは、体力を使い果たし、ヘトヘトなので、美味しいに違いないと、自分に暗示をかけています。
残念ですが、今だに自分で作ったパンで、感激したものがありません。
パンの発生、発見
パンは紀元前3000年以上前からあったようで、お粥のようなものを数日後、放置しておくと自然発酵し、腐って、捨てるはずのものを焼くと食べられるだけでなく、柔らかくなったことから、今の発酵パンが生まれたようです。
腐ったようなものを、よく捨てずに焼いたなと、そしてよく食べたなと昔の人には敬服いたしました。